| Title ： |
TGA with posterior aortaに対するJatene手術の経験－その解剖学的特徴とJatene手術の可能性－ |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
若木伸夫, 城谷均, 奥秀喬, 横山達郎*, 三宅俊治*, 立石一馬** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
近畿大学医学部心臓外科, *近畿大学医学部心臓小児科, **国立岡山病院小児医療センター |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
37 |
| Number ： |
10 |
| Page ： |
2233-2240 |
| Year/Month ： |
1989 / 10 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
術前にTGA with posterior aorta（pTGA）と診断した5カ月男児に対してJatene手術を行い良好な結果を得た. 本症例の大動脈は肺動脈の右後方に位置し, 大動脈弁と三尖弁, 肺動脈弁と僧帽弁には共にcontinuityはなく, subarterial VSDを介して大動脈弁と僧帽弁にtenious continuityを認めた. 冠動脈はShaher 9型で, 加えて右冠動脈起始部とは別にadditional branchが起始していた. 手術は, VSDを経大動脈的に閉鎖し, additional branchと右冠動脈と1塊に移植し, Lecompte法に従ってJatene手術を行った. 肺動脈幹再建は, 大血管のねじれや冠動脈圧迫防止のために, 右肺動脈に吻合再建した. pTGAは極めてまれであり, 文献上でわれわれが調べ得た限りでは28例が報告されているがすべて剖検例であり, 本例がpTGAに対する根治手術成功第1例であると考えられた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
完全大血管転位症, TGA with posterior aorta, Jatene手術 |
