| Title ： |
胸腹部解離性大動脈瘤の外科治療－虚血時間の短縮並びにAdamkiewicz動脈を含む完全血行再建を目指す術式－ |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
山田崇之, 田辺貞雄, 横山基幹, 入江嘉仁, 大島永久, 中原秀樹 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
獨協医科大学越谷病院心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
37 |
| Number ： |
9 |
| Page ： |
2009-2015 |
| Year/Month ： |
1989 / 9 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
解離が広範な30歳女性Marfan症候群の巨大胸腹部解離性大動脈瘤－DeBakey IIIb型の胸腹部大動脈完全人工血管置換術式を報告した. 右側臥位, 左第5肋間後側方開胸で胸腔内瘤全貌を露出する. 更に皮切を延長, 皮膚を胸壁から剥離し, 第7肋間開胸を加えspiral incisionによって経後腹膜性に腹部大動脈並びに主要分枝を露出する. 部分体外循環下に胸腹部大動脈置換用graftに同一サイズの側枝をつけ, 近位端を鎖骨下動脈直下に, 側枝を胸部下行大動脈瘤に吻合, 瘤内の血流を再開し体外循環を中止する. 置換用graftはY型graftで延長, 近位端を縫合閉鎖した下総腸骨動脈, 左外腸骨動脈カニューレ挿入部に吻合する. 腹部主要臓器は瘤内血流, 下肢は胸腹部大動脈再建用graftによって灌流される. 腹部主要分枝並びにAdamkiewicz動脈血行再建はDeBakey術式に準じて人工血管をinterposeしつつ再建用graftに吻合, 人工血管置換を終了する. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
胸腹部解離性大動脈瘤, DeBakey術式, 完全人工血管置換, Adamkiewicz動脈 |
