アブストラクト(38巻7号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺癌術後症例における気管支鏡検査の意義-第2癌早期発見との関連について-
Subtitle : 原著
Authors : 小池輝明, 広野達彦, 滝沢恒世, 大和靖, 相馬孝博, 吉谷克雄, 中山健司, 土田正則, 江口昭治
Authors(kana) :
Organization : 新潟大学医学部第2外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 38
Number : 7
Page : 1172-1175
Year/Month : 1990 / 7
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 昭和63年末までに肺癌術後75例とbasal cell hyperplasia術後1例, 計76例の術後症例を対象として223回の気管支鏡検査を外来検査として行い, 14例に気道内悪性腫瘍を認めた. このうち7例は気管支縫合部から離れた部位に発生した腫瘍で, 内視鏡的には肺第2癌の発生が考えられた. 組織型は全例扁平上皮癌で, 5例に再手術を行い2例は肺門部早期肺癌であった. 術後気管支鏡検査を施行した肺門部扁平上皮癌44例では6例(13.6%)と高率に気管支鏡検査で第2癌が発見された. 肺門部扁平上皮癌症例では第2癌として同組織型, 同病型の腫瘍を発生する頻度が高く, これら症例の術後では, 第2癌早期発見のために喀痰細胞診及び気管支鏡検査を併用した術後外来follow upを要する.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 肺癌術後症例, 第2癌, 肺門部扁平上皮癌, 肺門部早期肺癌
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