アブストラクト(38巻9号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 心室性頻拍を主訴とした先天性左冠動脈主幹部閉鎖症の1治験例
Subtitle : 症例
Authors : 佐藤重夫1), 真嶋敏光1), 川口学永1), 北川悟2), 高野弘志2), 井原勝彦1)
Authors(kana) :
Organization : 1)国立呉病院心臓血管外科, 2)大阪大学医学部第1外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 38
Number : 9
Page : 1467-1474
Year/Month : 1990 / 9
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 心室性頻拍を主訴とした先天性左冠動脈主幹部閉鎖症に対し, 冠動脈バイパス手術を施行し良好な結果を得た. 症例は17歳男子. 9歳時心臓精査の目的で当科を初診, 僧帽弁閉鎖不全症と診断された. 16歳時運動中頻拍発作が出現し当院へ入院. 頻拍は心室性頻拍と診断した. 左室造影で左室前壁心尖側に小範囲のakinesisを認めた. 選択的左冠動脈造影は施行できず, 左前下行枝及び回旋枝は右冠動脈からの側副路により造影された. また磁気のプログラム刺激で心室性頻拍の誘発停止が繰り返し可能であった. 18歳時左前下行枝に内胸動脈グラフト, 左回旋枝に大伏在静脈グラフトを用いバイパス手術を行った. 術中左室前壁心尖側に1.5×1.5cm大の心筋梗塞巣を認めた. また心外膜マッピングにてこの心筋梗塞巣の約1cm心尖側に心室性頻拍の最早期興奮部位を認めた. 術後経過は良好であった. 術後8ヵ月に施行した電気生理学的検査では心室性頻拍を誘発し得なかった.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 先天性左冠動脈主幹部閉鎖症, 心室性頻拍症, 冠動脈バイパス手術, 電気生理学的検査
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