| Title ： |
大動脈縮窄解除術, Hardy手術・VSD閉鎖術後大動脈弁下狭窄を来し, 今野手術を要したEbstein奇形の1治験例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
平松健司, 今井康晴, 黒澤博身, 河田政明, 松尾浩三, 高英成 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
東京女子医科大学日本心臓血圧研究所循環器小児外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
39 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
90-93 |
| Year/Month ： |
1991 / 1 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
Ebstein奇形と大動脈縮窄症・VSDを合併したまれな1例を経験した. 4ヵ月時大動脈縮窄解除術及び肺動脈絞扼術, 5ヵ月時VSD閉鎖術及びHardy手術後進行性の大動脈弁下狭窄を来し高度左室機能低下を認めたため, 1歳9ヵ月時に今野手術を施行し良好な結果を得た. 大動脈縮窄型VSDは閉鎖後大動脈弁下狭窄を来すことがあり, VSD閉鎖時, 偏位肥厚した漏斗部中隔(VSD前上縁)の切除を積極的に考慮すべきである. なお, 文献史上, 本症例は今野手術の最年少例である. 大動脈縮窄症・VSDを合併したまれなEbstein奇形を経験し, 大動脈縮窄解除術, Hardy手術・VSD閉鎖後, 進行性の大動脈弁下狭窄を来したため1歳9ヵ月時に今野手術を施行した. 大動脈縮窄型VSDと大動脈弁下狭窄の因果関係につき考察を加え報告する. 「症例」症例：1歳9ヵ月, 男児 主訴：食欲低下, 咳 家族歴：特記すべきことなし 現病歴：生下時チアノーゼを認め, 1ヵ月時心臓カテーテル検査によりEbstein奇形・大動脈縮窄症・VSD・ASD・TRの診断を受けた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Ebstein奇形, 大動脈弁下狭窄, 大動脈縮窄型VSD, 今野手術 |
