| Title ： |
Annuloaortic ectasiaを合併した大動脈縮窄症に対する一期的手術治験例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
小山照幸, 川田忠典, 安藤直明, 日向三郎, 鎌田聡, 山手昇 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
聖マリアンナ医科大学第3外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
39 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
128-132 |
| Year/Month ： |
1991 / 1 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
Annuloaortic ectasiaを合併した大動脈縮窄症はまれな疾患であり, 手術法に幾つかの問題点がある. われわれは一期的手術により良好な結果を得た1治験例を報告した. 症例は37歳の男性である. 突発性胸痛を主訴として来院した. 胸部大動脈瘤を疑ってCT, IA-DSA, MRIなどの諸検査を行い, 二尖性大動脈弁とannuloaortic ectasiaを合併した大動脈縮窄症と診断した. 術式は胸骨正中切開, 右房脱血, 上行大動脈送血による完全体外循環下に, Bentall変法と上行大動脈-腹部大動脈間の非解剖学的バイパス術を一期的に行った. 本邦において本症は文献上9例目であった. 文献上の術式はいずれも両病変に対して, 二期的手術が行われた. 本例は一期的手術法を行った本邦初例と思われる. 大動脈縮窄症はしばしば大動脈瘤を合併するが, annuloaortic ectasia(以下AAE)の合併はまれである. 現在, 本症の成因及び外科治療法には幾つかの問題点がある. われわれは一期的に修復し良好な結果を得た1例を経験したので, 文献的考察を加え報告する. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
大動脈縮窄症, AAE, Bentall変法, 非解剖学的バイパス術, 一期的手術 |
