| Title ： |
合併奇形（ASD, VSD, PS）を伴うVan Praagh分類｛I.D.D.｝型修正大血管転位症に対する1根治手術例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
松居喜郎, 郷仁*, 合田俊宏, 酒井圭輔, 安田慶秀, 田辺達三* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
北海道大学医学部循環器外科, *北海道大学医学部第2外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
39 |
| Number ： |
6 |
| Page ： |
967-973 |
| Year/Month ： |
1991 / 6 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
心室中隔欠損, 心房中隔欠損, 肺動脈弁及び弁下狭窄を合併する, 内臓錯位を伴うVan Praagh分類｛I.D.D.｝修正大血管転位症に対し根治手術を施行し良好な結果を得た. 症例は33歳, 女性で心陰影はlevocardiaであった. 既往に6, 19歳時両側Blalock-Taussigシャント術を行っており, 今回易疲労感を訴え来院. MRIを含む精検を行い上記診断を得, 根治手術を施行した. 手術は, 右房切開で心房中隔欠損孔を直接閉鎖し, 心室中隔欠損孔を僧帽弁輪切開を加え, 視野を確保しつつパッチ閉鎖した. 解剖学的左室流出路に冠動脈の走行があるため, 解剖学的左室心尖部より肺動脈幹に直径20mmのCarpentier-Edwards弁付グラフトを縫着した. 術後一過性の完全房室ブロックを呈したが, その後は順調に経過した. 本症例を基に, 本症における心室中隔欠損孔到達経路, 解剖学的左室流出路狭窄解除法など外科的問題点について考察を加えた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
修正大血管転位症, 内臓錯位, ｛I.D.D.｝, Cardell B4型 |
