| Title ： |
運動時圧較差を考慮した大動脈弁位Bjork-Shiley弁の至適弁サイズの検討 |
| Subtitle ： |
原著 |
| Authors ： |
野本慎一1), 山里有男2), 岡本好史1), 伴敏彦1) |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
1)京都大学医学部心臓血管外科, 2)武田病院心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
39 |
| Number ： |
11 |
| Page ： |
1976-1979 |
| Year/Month ： |
1991 / 11 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
Bjork-Shiley弁を用いた大動脈弁置換術の術後に運動負荷を行い人工弁で生じる最大圧較差を安静時, 運動時に超音波ドップラー法で測定し, その結果から人工弁の至適サイズを検討した. 人工弁の幾何弁口面積を体表面積で除したarea indexと大動脈位人工弁の最大圧較差との間には, 安静時(r=-0.70), 運動負荷時(r=-0.86)とも有意な負の相関関係を認め, area indexが小さくなるほど指数関数的に圧差が増大した. 運動負荷時には, Bjork-Shiley弁19Aでは71mmHg, Bjork-Shiley弁21Aでは107mmHgの最大圧較差が認められた症例があった. 術後運動負荷時での血行動態を考えれば, Bjork-Shiley弁19Aは体表面積1.1m2以内, 21Aは1.4m2以内, 23Aは1.8m2以内, 25Aは2.3m2以内で使用するのが望ましいと考える. 至適人工弁が縫着できない場合は, 二葉弁や弁輪拡大術を考慮する必要がある. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
大動脈狭小弁輪, 大動脈弁置換術, 運動負荷, Bjork-Shiley弁, 人工弁最大圧較差 |
