| Title ： |
強度の漏斗胸とAnnulo Aortic Ectasiaを合併したMarfan症候群に対する一期的手術 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
上平聡, 原陽一, 小林哲, 石黒真吾, 佐々木成一郎, 森透 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
鳥取大学医学部第2外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
39 |
| Number ： |
11 |
| Page ： |
2057-2062 |
| Year/Month ： |
1991 / 11 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
和田分類III度の漏斗胸とSellers分類I度の大動脈弁閉鎖不全症を伴うannulo-aortic ectasiaを合併したMarfan症候群に対して, Bentall法と胸骨挙上術を一期的に施行した症例を経験した. 本症例に対する一期的手術はその報告例も少ない. しかし, 確実な心筋保護と術後管理の進歩により, 両疾患とも手術適応にあれば, 可能な限り一期的手術を施行すべきである. 本手術が成功するための重要なポイントは心臓手術に対して十分な視野を得るために, いかにして心臓にアプローチし, 且つ閉胸と同時にいかにして合理的な胸郭形成を行うかという点である. そしてそのためには個々の症例について合理的な術式の組み合わせを検討すべきであろう. Marfan症候群はarachonodactylyをはじめとする骨格・関節の異常, 水晶体脱臼などの眼症状, それに心血管の異常を主とする遺伝性先天性結合織疾患であり1), その自然予後は平均年齢33±13歳と近い2). |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Marfan症候群, 漏斗胸, Bentall法, 胸骨挙上術, 同時手術 |
