| Title ： |
大動脈弁下狭窄, 低形成上行大動脈, 大動脈縮窄症を伴う左室性単心室に対するNorwood手術の1治験例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
小出昌秋, 今井康晴, 黒澤博身, 河田政明, 松尾浩三, 高英成 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
東京女子医科大学日本心臓血圧研究所循環器小児外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
40 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
102-107 |
| Year/Month ： |
1992 / 1 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
高度の大動脈弁下狭窄, 大動脈縮窄, 上行大動脈及び大動脈弓の低形成を伴う大血管転位型左室性単心室に対して, Norwood手術を行った. 症例は4ヵ月の男児で著明な呼吸不全症状を呈していた. 心エコー検査及び心臓カテーテル検査により上記のごとく診断され, 大動脈弁下狭窄は狭小な心室間孔が原因であった. 緊急手術の適応と考えられたが, 通常の大動脈縮窄解除と肺動脈絞扼術は不可能であると判断し, 肺動脈近位部を利用した上行大動脈及び大動脈弓のパッチによる再建と, Blalock-Taussig Shunt変法からなるNorwood手術を行い良好な結果を得た. そこで本症例及び術式の問題点を検討し報告する. 大血管転位を伴った左室性単心室（SLV）において, 狭小な心室間孔に起因する大動脈弁下狭窄が問題となる場合がある1）～3）. 大動脈弁下狭窄を合併したSLVに対する手術成績は必ずしも良好なものではなく, 姑息的手術, 根治手術ともに高い死亡率を示している. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
左室性単心室, 大動脈弁下狭窄, 大動脈縮窄症, Norwood手術 |
