| Title ： |
気管・気管支閉塞を合併した先天性心・大血管疾患に対する外科治療の検討 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
榊原謙, 上岡克彦, 厚美直孝, 池袋賢一, 筒井達夫, 三井利夫, 大川治夫, 堀米仁志**, 佐藤秀郎*, 堀原一 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
筑波大学臨床医学系外科, *筑波大学臨床医学系小児科, **茨城県立こども病院小児科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
40 |
| Number ： |
4 |
| Page ： |
537-542 |
| Year/Month ： |
1992 / 4 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
気道病変を合併した先天性心・大血管疾患17例に対して, 気管支鏡検査を施行し障害気道部位を確認し, 手術治療方針決定・術直後の気道開存の確認を行った. 通常換気状態で気道に完全閉塞を認めた場合にのみ, 大動脈つり上げ術, 肺動脈縫縮つり上げ術を追加し, 耐術者に関しては比較的良好な結果であった. 再手術例・二期分割手術例の死亡が多く, 再手術が予想される場合には, つり上げた大血管と胸骨後面の剥離が容易に行い得るような工夫を初回手術時に取ることが重要であり, 同一視野からの一期的手術が可能な場合にはこれを選択するのが賢明と考えられた. 呼吸障害を合併する心・大血管奇形の治療に当たり, 血管成分による気道の圧迫の可能性・先天性気管狭窄合併の可能性を考慮し, 気管支鏡検査を必要に応じて取り入れることが重要である. 気道の完全閉塞所見が得られた場合には, 例え姑息手術であっても早期に外科的処置を考慮し, 呼吸器よりの離脱・気管内挿管抜去を目指すべきである. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
硬性気管支鏡, 気管軟化症, 肺動脈縫縮つり上げ術, 再手術, 姑息手術 |
