アブストラクト（40巻6号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 髄膜腫超晩期肺転移切除2症例の細胞動態の解析 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 児玉憲, 土井修, 東山聖彦, 横内秀起, 甲利幸 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 大阪府立成人病センター外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 40 |
| Number ： | 6 |
| Page ： | 891-895 |
| Year/Month ： | 1992 / 6 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 超晩期に肺転移を来した髄膜腫の2症例において, 転移巣間あるいは原発巣と転移巣の間で, DNA ploidy pattern及び核分裂指数(MI)に差があるか否かにつき検討した. その結果, hemangiopericytomatous typeの症例1において, 時期を異にして摘出された肺転移, 腹腔内転移及び剖検時の肺転移はすべてsingle diploid peakを示したのに対し, 剖検時の腹腔内転移はすべてdiploid peakのほかにもう1つのaneuploid peakを有していた. また, MIは脳原発巣から23年後の剖検標本に至るまで, ほぼ一定の値を示した. 一方, meningothelial typeの症例2においては, 脳原発巣, 脳再発巣及び肺転移巣のすべてがdiploid patternを示し, MIも全般に低値を示した. 更に, 症例2を, 同typeの長期無再発, 無転移生存の5例と対比した結果, ploidy pattern, MI共に相違はみられなかった. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 髄膜腫, 肺転移, DNA-ploidy, 核分裂指数 |
