アブストラクト（40巻6号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 人工材料を用いないTotal Cavopulmonary Connection手術 |
|---|---|
| Subtitle ： | 症例 |
| Authors ： | 加藤木利行, 竹内成之, 工藤樹彦, 井関治和, 川田志明 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 慶應義塾大学医学部外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 40 |
| Number ： | 6 |
| Page ： | 983-986 |
| Year/Month ： | 1992 / 6 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | Fontan型手術の一変法であるTotal Cavopulmonary Connection手術(以下TCPC)においては, 従来は下大静脈から上大静脈へ血流を導くために人工血管, もしくはバッフルが用いられていた. われわれは単心室症及び三尖弁閉鎖症の各1例に対して, Senning手術の技法を応用した人工材料を用いないTCPC手術を施行し, 良好な結果を得た. Fontan手術については, 様々な変法が考案され今日に至っているが, DeLevalら, Jonasらの提唱するTotal Cavopulmonary Connection法(以下TCPC)が最近では注目されている. TCPCにおいては, 人工血管を用いて下大静脈の右房入口部を上大静脈の右房入口部とつなぐ方法と, 人工血管の一部などを用いて, 同部をカマボコ屋根状にパッチで形成する方法とが用いられていた. 最近ではPerrymanら1), Chuら2)がSenning手術の技法を利用して, 下大静脈から上大静脈へのトンネルを作成する方法を発表している. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | Total Cavopulmonary Connection, Fontan手術 |
