| Title ： |
二次性クリオグロブリン血症を合併した上行弓部大動脈瘤の1治験例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
長田鉄也, 河内賢二*, 内野敬*, 平山哲三*, 石丸新*, 古川欽一* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
東京医科大学八王子医療センター心臓血管外科, *東京医科大学第2外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
40 |
| Number ： |
7 |
| Page ： |
1100-1104 |
| Year/Month ： |
1992 / 7 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
温度低下により可逆的変化を来す寒冷凝集素, クリオグロブリン, クリオフィブリノゲンなどは, 低体温体外循環時に血液, 臓器障害を引き起こす可能性がある. われわれは, 慢性関節リウマチ症による二次性高クリオグロブリン血症（単一クローン性混合型）を合併した上行弓部大動脈瘤症例に対して, 人工血管置換術を施行し良好な結果を得た. 手術は低体温脳分離体外循環下に上行及び弓部の一部を置換し, 腕頭動脈を再建した. クリオグロブリン血症に対しては, ステロイド剤の投与と術前の血漿交換を用い, 治療前クリオクリット値29％より手術前0％まで低下せしめた. クリオグロブリン血症はまれな疾患であるが, 低体温体外循環使用時には寒冷凝集素症と同様に適切な対策が必要と考える. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
クリオグロブリン血症, 胸部大動脈瘤, 体外循環, 低体温 |
