アブストラクト（40巻8号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 胸腺腫の放射線治療後9年目に発症した胸骨骨髄炎の1手術例 |
|---|---|
| Subtitle ： | 症例 |
| Authors ： | 大久保憲一, 糸井和美, 柳原一広, 松岡勝成, 桑原正喜 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 関西電力病院呼吸器科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 40 |
| Number ： | 8 |
| Page ： | 1233-1237 |
| Year/Month ： | 1992 / 8 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 放射線治療後の慢性期に発症する胸骨骨髄炎は比較的まれであり, その治療にも難渋するが, 大胸筋弁充填術にて良好な結果を得たので報告する. 症例は75歳, 男性. 9年前に胸腺腫にて試験開胸を受け, 術後に放射線治療60Gyを受けた. この後外来通院中であり, 糖尿病を併発していた. 9年目に発熱と前胸部の皮膚より膿漏がみられ, 胸骨骨髄炎として入院した. 瘻孔周囲の皮膚は暗赤色に変色し放射線皮膚炎を呈し, 胸骨には亀裂がみられた. 切開排膿術を行い, 開放創として2期的に閉鎖術を行ったが再発したため, 大胸筋弁充填にて創治癒を得た. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 胸腺腫, 放射線骨髄炎, 大胸筋弁充填 |
