| Title ： |
PTCA後の右冠動脈瘤に対する冠動脈バイパス術の1治験例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
中野雅道, 堀越茂樹*, 江本秀斗*, 奥山浩, 新井達太, 黒澤博身 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
東京慈恵会医科大学心臓外科, *東京慈恵会医科大学柏病院心臓外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
40 |
| Number ： |
9 |
| Page ： |
1738-1743 |
| Year/Month ： |
1992 / 9 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
経皮的冠動脈形成術（PTCA）は虚血性心疾患の治療法として確立され, 近年, 目覚ましい普及を見ているが遠隔期に冠動脈瘤を形成したという報告は少ない. われわれは右冠動脈＃2に99％狭窄を有する新規労作性狭心症の男性に対しPTCAを行い, 2ヵ月後に再狭窄による労作性狭心症の再発と初回拡張部位に冠動脈瘤の形成を見た症例を経験した. 再PTCAは脆弱化した冠動脈瘤を破裂させる危険があると考え, 大伏在静脈を用いた冠動脈バイパス術を行い良好な結果を得た. PTCA後の冠動脈瘤は初回拡張直後に冠動脈解離の認められた例や冠動脈の径よりもやや大きめのバルーンを用いた例に起こりやすいといわれており, 今後症例の増加する可能性があるので文献的考察を加えて報告した. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
PTCA, 冠動脈瘤, 再狭窄, CABG |
