アブストラクト（40巻9号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 大動脈弓低形成を合併したTaussig-Bing奇形に対し, Jatene手術, 大動脈弓形成術を施行した一期的修復術例 |
|---|---|
| Subtitle ： | 症例 |
| Authors ： | 竹村隆広, 今井康晴, 黒澤博身, 河田政明, 高英成, 山岸正明 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 東京女子医科大学日本心臓血圧研究所循環器小児外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 40 |
| Number ： | 9 |
| Page ： | 1752-1758 |
| Year/Month ： | 1992 / 9 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 大動脈弁下狭窄, 大動脈弓低形成, 大動脈縮窄を合併するoriginal Taussig-Bing奇形, false Taussig-Bing奇形, posterior TGAに対して, 大動脈縮窄を修復した後二期的に心内修復術を施行する方法は, 一次手術後, 大動脈弓低形成, 大動脈弁下狭窄が残存し, また, 癒着などにより2次手術がより困難となることなどからその成績は極めて不良であった. 今回, 生後2ヵ月の大動脈弁下狭窄, 大動脈弓低形成, 大動脈縮窄を合併したposterior TGAに近いoriginal Taussig-Bing奇形の1例に対し, 一期的にJatene手術（Lecompte変法）と上行大動脈から下行大動脈に至るパッチ形成術を施行し良好な結果を得た. 今後も, このような症例に対しては, 一期的手術を行っていく方針である. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | Taussig-Bing奇形, 大動脈弁下狭窄, 大動脈弓低形成, Jatene手術, 大動脈弓形成術 |
