| Title ： |
後縦隔原発のnonfunctioning paragangliomaの1切除例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
磯上勝彦***, 須田秀一, 太田宏*, 村田升*, 斉藤泰紀**, 藤重文** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
太田西ノ内病院呼吸器外科, *太田西ノ内病院心臓血管外科, **東北大学抗酸菌病研究所外科, ***青森県立中央病院 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
40 |
| Number ： |
11 |
| Page ： |
2052-2056 |
| Year/Month ： |
1992 / 11 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
23歳, 男性, 胸部の不快感にて近医受診し, 胸部異常影を指摘され, 当院に手術目的にて来院した. 当科にて精査の結果, 右横隔膜上から後縦隔に存在する巨大腫瘍であった. 術前検査では理学所見, 一般検査では異常を認めなかった. 手術を施行し縦隔原発のnonfunctioning paragangliomaと診断された. 本腫瘍は血管に富んでおり, 術前の血管造影と血管処理における牧野確保は手術の安全上不可欠と考えられた. paraganglioma(以下PG)は副腎以外の傍神経節細胞から発生する腫瘍と一般には定義される. しかし, ホルモン分泌を有するものをextra-adrenal pheochromocytoma, 又はfunctioning PGと呼び, そしてホルモン分泌を有しないものをnonfunctioning PGと呼び区別することが多い. われわれは非常にまれな縦隔原発のnonfunctioning PGの1切除例を経験したので報告する. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
傍神経細胞腫, 縦隔原発, 非ホルモン産生腫瘍 |
