| Title ： |
胸膜腫瘍に対して行った胸腔鏡下摘出術の経験 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
鈴木隆*, 北見明彦*, 堀豪一*, 山城元敏*, 池田忠明**, 高橋博義** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
*昭和大学藤が丘病院胸部心臓血管外科, **昭和大学藤が丘病院外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
41 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
97-100 |
| Year/Month ： |
1993 / 1 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
68歳, 男性の気管支喘息, 繰り返す肺炎の既往をもつ症例に発見された胸膜腫瘍に対して胸腔鏡下に腫瘍の生検, 切除を行った. 手術は片肺換気の麻酔, 腹腔鏡下手術用に開発された高周波メス, 超音波メス, 止血クリップの使用によって安全に施行することができた. 腫瘍は限局性良性胸膜中皮腫であり, 術後合併症なく退院した. 胸腔鏡下手術は呼吸器合併症のリスクの高い症例, 胸壁の創を最小限にとどめる必要のある症例に発生した胸腔内良性疾患の治療にあたって有用な手技の1つと考えられた. 近年, 腹腔鏡下の手術は機器の開発, 手技の向上に伴って良好な成績をおさめつつある1)2). われわれは腹腔鏡下手術のために開発されたシステムを用いて呼吸器に基礎疾患をもつ症例の胸膜腫瘍を切除した. 「症例」症例：68歳, 男性. 主訴：胸部異常陰影. 現病歴：昭和55年から気管支喘息のため当院呼吸器内科で治療を受けていた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
胸腔鏡下手術, 呼吸器合併症, 限局性良性胸膜中皮腫, 片肺換気, 超音波メス |
