| Title ： |
ホモグラフトによる大動脈根部置換例－特にホモグラフトの僧帽弁前尖を有効利用できた3例－ |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
申範生, Alan Farnsworth, Phillip Spratt |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
Department of Cardiothoracic Surgery, St. Vincent's Hospital, Sydney, Australia |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
41 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
101-104 |
| Year/Month ： |
1993 / 1 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
大動脈弁置換術後に大動脈弁輪部から左房に交通する瘻孔を合併した活動性感染性心内膜炎の2症例と, 弁下部膜性狭窄を合併する狭小大動脈弁輪の再手術例に対し, 心移植レシピエントより採取し, 冷凍保存した大動脈ホモグラフトを用い大動脈根部置換術を行い良好な結果を得た. 前者の瘻孔の閉鎖はホモグラフトに付着する僧帽弁前尖を使用した. 後者に今野－相馬法1)2)による弁輪拡大術を行い, 心室中隔切開部をホモグラフトの僧帽弁前尖で閉鎖した. 3症例とも術後合併症を認めず良好な経過を示した. 1989年2月から1991年12月までにシドニー, セントビンセント病院で24例に対し大動脈弁位にホモグラフトを使用した. そのうち人工弁置換後の活動性感染性心内膜炎の2症例と弁下部膜性狭窄を合併する狭小大動脈弁輪の再手術例に対し, 心移植レシピエントより採取し冷凍保存した大動脈ホモグラフトを用いて大動脈根部置換術を行い, その際, 大動脈ホモグラフトに付着する僧帽弁前尖を有効利用できた3症例を報告する. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
ホモグラフト, 大動脈根部置換術, 感染性心内膜炎, 大動脈弁輪拡大術, 今野－相馬法 |
