アブストラクト（41巻6号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 冠状動脈バイパス再手術例の検討 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 藤原巍, 土光荘六, 稲田洋, 野上厚志, 正木久男, 吉田浩, 三宅隆, 福広吉晃, 田淵篤, 勝村達喜 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 川崎医科大学胸部心臓血管外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 41 |
| Number ： | 6 |
| Page ： | 957-961 |
| Year/Month ： | 1993 / 6 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 冠状動脈バイパス術後の再手術16例を経験した. 再手術の頻度は4.5%, 初回手術時年齢は54.9±9歳, 再手術までの期間は2ヵ月から147ヵ月, 1年以内2例, 1～5年が5例, 5年以上が9例. 平均バイパス数は初回手術2.31, 再手術1.75本であった. 造影所見からみた再手術の原因は16例中12例が静脈グラフトの閉塞, 3例はグラフト閉塞と新たな冠状動脈病変, 1例は新たな右冠状動脈病変に対するPTCA中の急性閉塞例であった. 14例が前下行枝においた静脈グラフトの閉塞あるいは前下行枝の新病変を伴い, 10例に動脈グラフト, 4例は再び静脈グラフトを用いた. 同期間中の術後狭心症再発例で前下行枝へのグラフトが開存した例には再手術はなく, 再手術のリスクを減らすためには前下行枝に長期開存性に優れた動脈グラフトを用いることの意義は大きい. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 冠状動脈再手術, グラフト閉塞, 前下行枝病変 |
