アブストラクト（41巻6号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 右胃大網動脈を使った冠状動脈バイパス術後に胃穿孔を来した1例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 林載鳳, 川上恭司 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 廣島総合病院心臓血管外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 41 |
| Number ： | 6 |
| Page ： | 1086-1088 |
| Year/Month ： | 1993 / 6 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 右胃大網動脈(RGEA)を使った冠状動脈バイパス術後に胃穿孔を来した症例を経験した. 症例は65歳, 男性. 虚血性心疾患による心不全, 腎不全を繰り返し, 数ヵ月にわたって経腸栄養が施行されていた. 両側内胸動脈と右胃大網動脈を使用して3枝バイパス術を施行した. 術後8日目から腹痛が出現し, 開腹術にて胃体部前面大彎寄りに2×3cm大の胃穿孔を認めた. 胃瘻造設術を施行し軽快した. 正常状態の胃ではRGEAの使用は何らの影響を与えないが, 病変を有する胃, 負荷のかかった胃ではRGEAの使用がそれらの因子と複合して, 重篤な合併症を引き起こす可能性がある. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 右胃大網動脈, 胃穿孔, 合併症 |
