アブストラクト（41巻6号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 高度肺高血圧症を伴った成人ASDの2手術治験例－術前酸素負荷試験を中心に－ |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 水原章浩, 井野隆史, 安達秀雄, 井手博文, 山口敦司, 川人宏次 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 自治医科大学附属大宮医療センター心臓血管外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 41 |
| Number ： | 6 |
| Page ： | 1089-1093 |
| Year/Month ： | 1993 / 6 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 高度PHを伴ったASD 2例を酸素負荷テストにて肺血管床の閉塞性変化は可逆的であると判断し, 手術を施行した. 症例1:32歳女性. 純酸素15分吸入にて, PA収縮期圧103mmHg(体血圧136mmHg)→104mmHg(122mmHg), 左右シャント率18.2%→52.2%, Qp/Qs 1.07→2.08, Rp/Rs 0.58→0.27, PVR 2,060→1,208dyne・sec・cm-5と各々変化した. 術後1ヵ月目, PA圧97mmHg(体血圧132mmHg), Rp/Rs 0.59, PVR 758. 症例2:63歳男性. 酸素負荷にて, PA圧102mmHg(体血圧125mmHg)→95mmHg(105mmHg), 左右シャント率31.9→51.0, Qp/Qs 1.30→2.0, Rp/Rs 0.65 →0.39, PVR 1,257→806. 術後5ヵ月目, PA圧85mmHg(体血圧142mmHg), Rp/Rs 0.41, PVR 620. 両症例ともに, 術後症状の改善は著明であった. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 房中隔欠損症, 肺高血圧症, 酸素負荷試験 |
