| Title ： |
Axillo-femoral bypassによる大動脈縮窄症の治療経験 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
高木正剛, 藤井卓, 成松元治, 橋谷田博, 山田卓史, 釘宮敏定 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
長崎大学医学部心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
41 |
| Number ： |
6 |
| Page ： |
1094-1098 |
| Year/Month ： |
1993 / 6 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
易疲労, 動悸などの愁訴を有する大動脈縮窄症極型(完全離断)の33歳女性に, 径10mmダクロン人工血管による右鎖骨下動脈－大腿動脈バイパス術を施行し, 術後血行動態の著明な改善が得られた. ankle pressure index(API)は両側とも100%以上となり, 術前の愁訴もすべて消失した. しかし, 14年後にバイパス人工血管に生じた仮性動脈瘤の破裂を来し, 緊急手術としてまず左鎖骨下動脈・大腿動脈間に新たなバイパスを設置し, 右側バイパスの劣化した人工血管を切除, 新しい人工血管で置換した. 再手術後のカテーテル検査で上・下肢間の血圧較差のないことが確認された. 人工血管の仮性動脈瘤の成因は初回手術時に人工血管の空気抜きのための針穴に由来することが推測され, 人工血管の愛護的操作, 及び空気抜きで生じた針穴部分を修復しておくことが重要と思われた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
腋窩-大腿動脈バイパス, 大動脈縮窄症, 人工血管仮性動脈瘤, axillo-femoral bypass |
