| Title ： |
腎摘除術9年後に孤立性結節陰影で発見された腎癌肺転移の1手術例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
笹野進, 毛井純一, 神楽岡治彦, 飯田浩司, 楊孟峰, 新田澄郎* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
大原綜合病院附属大原医療センター呼吸器外科, *東京女子医科大学第1外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
41 |
| Number ： |
6 |
| Page ： |
1105-1109 |
| Year/Month ： |
1993 / 6 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
症例は65歳, 女性. 左腎癌にて根治的腎摘除術施行後, 再発, 転移の徴候なく経過していたが, 術後9年目の集検にて胸部異常陰影を指摘された. 胸部X線写真上, 右下肺野に辺縁整, 境界明瞭な孤立性結節陰影が存在し, 胃癌の肺転移が疑われた. 経気管支肺生検にて確定診断が得られず, 開胸肺生検を施行した. 術中迅速診で腎癌肺転移と診断され, 右下葉切除, 縦隔リンパ節郭清術を施行した. 摘出標本の病理組織学的検索で腎癌(通常型, 顆粒細胞亜型)の肺転移と診断された. 腎癌は肺への転移が最も多くみられるが, そのほとんどが腎摘除術後2年以内に認められており, 遅発性転移の報告は少ない. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
転移性肺腫瘍, 肺転移, 腎癌, 腎摘除術, 術後転移 |
