| Title ： |
自己広背筋による骨格筋心室の循環補助の可能性に関する実験的検討 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
新浪博, 小柳仁, 橋本明政, 遠藤眞弘, 八田光弘, 北村昌也, 山崎健二, 廣田潤, 荻野生男, Larry W. Stephenson* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
東京女子医科大学日本心臓血圧研究所循環器外科, *Wayne State University School of Medicine Division of Cardiothoracic Surgery |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
41 |
| Number ： |
7 |
| Page ： |
1125-1132 |
| Year/Month ： |
1993 / 7 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
成犬6頭(18.5±2.3kg, mean±SEM)を対象として自己広背筋により骨格筋心室(skeletal muscle ventricle:SMV)を作成し左心系循環補助及び右心系循環補助の可能性を疑似循環回路を用いることにより評価検討した. SMVは右側の広背筋により作成し右胸腔内に置いた. 6頭すべてに対して3週間のvascular delay periodをおきその後6週間のelectrical preconditioningを施行した. SMVは作成後10週目に疑似循環回路に接続し後負荷を20mmHgと80mmHgに設定し前負荷を変化させてポンプ機能を評価した. 後負荷20mmHg, 前負荷10mmHgの設定においてSMVは25Hzの刺激で一回仕事量を0.63±0.04×106ergs, 85Hzで0.80±0.06×106ergs駆出した. これは対象とした犬と同じ程度の大きさの犬の右室の一回心仕事量のそれぞれ286%と364%に相当した. また後負荷80mmHg, 前負荷10mmHgの設定においてSMVは25Hzの刺激で一回仕事量が0.49±0.13×106ergs, 85Hzでは0.90±0.09×106ergsを駆出することが可能であった. これは犬の左室の1回仕事量のそれぞれ27%と49%に相当した. これらの結果よりSMVは生理的範囲の右房圧及び左房圧を前負荷として左右両心室に対し十分な補助能力を有していると思われた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
広背筋, 電気的トレーニング, 骨格筋心室, 補助循環 |
