アブストラクト(41巻7号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 受傷後12年目に発症した真性外傷性横隔膜ヘルニアの1治験例
Subtitle :
Authors : 杉尾克徳, 福島靖典, 赤須巌, 宮崎哲真*, 米澤勤*, 古賀保範*
Authors(kana) :
Organization : 伸和会共立病院, *宮崎医科大学第2外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 41
Number : 7
Page : 1229-1233
Year/Month : 1993 / 7
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 受傷後12年目に左胸部圧迫感にて発症した真性外傷性横隔膜ヘルニアの手術を経験した. 症例は66歳, 女性. 1976年, 交通事故にて右上腕骨を骨折. 1981年, 胸部X線検査にて異常を指摘され, 1988年ごろから左胸部圧迫感が出現し始めた. 1991年6月当院入院. 上部消化管造影検査, 胸部CT検査にて胃体部及び腸管の左胸腔内への挙上が認められ, 横隔膜ヘルニアと診断し手術を行った. 手術所見は, ヘルニア嚢を有する真性横隔膜ヘルニアでその内容は胃と結腸であった. ヘルニア門はプレジットを用いマットレス縫合にて閉鎖し修復した. 術後経過は良好であった. 外傷性横隔膜ヘルニアの中で真性ヘルニアは非常にまれであるので, 文献的考察を加えて報告した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 外傷性横隔膜ヘルニア
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