アブストラクト（41巻7号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 肺癌術後1ヵ月以降に併発した肺炎で死亡した4症例の臨床的検討 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 野守裕明, 小林龍一郎*, 森永正二郎** |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 東京都済生会中央病院外科, *東京都済生会中央病院内科, **東京都済生会中央病院病理科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 41 |
| Number ： | 7 |
| Page ： | 1253-1256 |
| Year/Month ： | 1993 / 7 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 肺癌の術後, 経過順調で退院あるいは退院予定をした症例で術後1ヵ月以降に肺炎を併発し死亡した4症例を検討した. それらの症例は全例70歳以上の男性喫煙者で後側方開胸症例であったので, 対照として70歳以上の喫煙者で後側方開胸で肺癌の手術を施行し, 日常生活に復帰した11例を用いた. 肺炎死亡例は対照群に比べ術前, 術後とも有意に体重が少なく(p＜0.05, p＜0.01), また術後の血中総蛋白濃度, アルブミン値も有意に低値を示した(p＜0.01). 痺せている高齢者男性で喫煙者の肺癌手術例において術後早期合併症を防止できても, 術後晩期に肺炎を併発する場合があり, 術後長期にわたる栄養管理が重要であると思われた. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 肺癌, 合併症, 肺炎 |
