| Title ： |
主要体肺動脈側副血行路を合併するファロー四徴症・肺動脈閉鎖の外科治療経験―unifocalization後にRastelli型根治術を行った2症例― |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
寒川顕治, 大庭治, 中西浩之, 岡田正比呂, 吉田英生, 塩出章弘 |
| Authors（kana） ： |
|
| Organization ： |
社会保険広島市民病院心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
41 |
| Number ： |
11 |
| Page ： |
2196-2201 |
| Year/Month ： |
1993 / 11 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
主要体肺動脈側副血行路（以下, MAPCA）を合併するファロー四徴症・肺動脈閉鎖の2症例に対してunifocalizationを行ったのち根治術を行い, 良好な結果を得たので報告する. 症例1は13歳, 女性. 比較的発育良好な中心肺動脈（以下, central PA）を有しており, 10歳時に右側のunifocalizationを行ったのち22mm valved conduitを用いたRastelli型根治術を行った. 術後の収縮期右室左室圧比pRV/LVは0.5まで低下し, 良好な経過であった. 症例2は11歳, 女性. 10歳時左側の, 更に5ヵ月後に右側のunifocalizationを行った. この症例はcentral PAが直径3mmと非常に低形成であったが, unifocalization時にウマ心膜を用いて左右の肺動脈本幹を作成したのち22mm valved conduitを用いて根治術を行った. 術後のpRV/LVは0.65と良好な経過であった. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
unifocalization, MAPCA, 肺動脈閉鎖, 側副血行路 |
