| Title ： |
僧帽弁瘤を伴った感染性心内膜炎の1手術治験例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
林辺義人, 中川哲郎, 吉田哲矢, 後藤一雄, 前村大成, 紺野進 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
東京都立広尾病院心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
41 |
| Number ： |
11 |
| Page ： |
2224-2228 |
| Year/Month ： |
1993 / 11 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
感染性心内膜炎による僧帽弁閉鎖不全症及び大動脈弁閉鎖不全症の67歳女性において, 術前超音波心断層撮影にて, 僧帽弁瘤が疑われた. 手術時僧帽弁瘤は前尖にみられ21×15×11mmの大きさで中心部に穿孔を伴っていた. 27mm Carbo Medicus弁にて僧帽弁置換術を行った. 術後は感染性心内膜炎の再燃もなく軽快退院した. 僧帽弁瘤は本邦では自験例も含めて12例で, 極めてまれな疾患と思われた. 外科的治療については, 僧帽弁瘤に対して弁形成術の適応となるものは極めて少なく, 弁置換術の可能性が高いと思われた. 僧帽弁瘤は極めてまれな疾患であり, 瘤の穿孔を伴った場合は急激な僧帽弁逆流を来し重篤となる1）. われわれは僧帽弁瘤を伴った感染性心内膜炎・僧帽弁閉鎖不全症・大動脈弁閉鎖不全症の1例に対し僧帽弁置換術を行い良好な結果を得たので, 僧帽弁瘤に対する一般的外科的治療方針など若干の文献的考察を加え報告する. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
僧帽弁瘤, 感染性心内膜炎, 心エコー, 外科的治療, 僧帽弁置換術 |
