| Title ： |
肺動脈弁欠損を合併したファロー四徴症の心内修復術の1例―乳児期早期重症例に対する一期的根治術― |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
藤野信一郎, 星野修一*, 原田順和**, 竹村隆広, 田鎖治, 山崎健二 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
国立療養所東長野病院心臓血管外科, *東京女子医科大学日本心臓血圧研究所循環器小児外科, **長野県立こども病院心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
41 |
| Number ： |
11 |
| Page ： |
2239-2244 |
| Year/Month ： |
1993 / 11 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
先天性肺動脈弁欠損を合併したファロー四徴症（以下TOF）はまれな疾患であり, 通常のTOFに準じて待機手術が行える軽症群と, 新生児期並びに乳児期早期に外科的救命措置を必要とする重症群が存在する. われわれは新生児期に呼吸不全を呈した本症の重症例に対し生後40日にて1弁つきパッチを用いた右室流出路再建に心室中隔欠損孔閉鎖, 肺動脈縫縮を加えた一期的根治術を施行し, 術後2年8ヵ月の現在経過は良好である. 本症例のような重症例に対しても肺動脈弁逆流が十分抑制できれば人工弁を使用せずに対応できることが示唆された. われわれの調べえた限り1弁付きパッチによる術式を用いた救命例としては本邦最年少例である. 「症例」 症例：1ヵ月, 女児. 主訴：喘鳴, 哺乳力低下. 家族歴：特記すべきことなし. 現病歴：在胎41週正常分娩にて1990年4月23日某病院にて出生. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
先天性肺動脈弁欠損症候群, ファロー四徴症, 新生児, 右室流出路再建術, 1弁付きパッチ |
