アブストラクト(41巻11号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 外傷性横隔膜ヘルニア6例の検討 |
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Subtitle : | 症例 |
Authors : | 浅岡峰雄, 佐々木通雄, 増本弘, 関章 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 市立岡崎病院胸部外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 41 |
Number : | 11 |
Page : | 2270-2273 |
Year/Month : | 1993 / 11 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 最近3年間に外傷性横隔膜ヘルニアの手術症例6例を経験した. 外力の方向, 破裂の位置と方向, 合併損傷, ヘルニア内容, 診断手段, 入院から診断, 手術までの時間, 手術のアプローチと内容などについて検討した. 全例早期に手術が行われており, 死亡例はなかった. 手術アプローチは症例ごとに検討, 選択した. 右横隔膜ヘルニアの1例は, 確定診断に難渋したが, 胸腔鏡による観察が非常に有用であった. 1989年6月から1992年6月までの3年間に胸部外科あるいは一般外科に入院した胸腹部鈍的外傷患者は201例で, そのうち緊急手術を要したのは42例であった. この42例の中に6例の横隔膜ヘルニアが含まれていた. このうちの3例を中心に考察する. 「症例」 症例1:43歳, 男性. 1989年6月9日15時頃, 重量物の直撃を背部に受け受傷した. 左気胸, フレイルチェスト, 横隔膜ヘルニア, 第1腰椎脱臼骨折による脊髄損傷と診断した. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : | 外傷性横隔膜ヘルニア, 胸腔鏡 |