アブストラクト（41巻11号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 右横隔膜腱中心より脱出した肝臓ヘルニアの1例 |
|---|---|
| Subtitle ： | 症例 |
| Authors ： | 木村昌弘, 春日井貴雄, 小林学, 堀田哲夫 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 国立療養所恵那病院外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 41 |
| Number ： | 11 |
| Page ： | 2274-2277 |
| Year/Month ： | 1993 / 11 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 横隔膜ヘルニアは比較的まれな疾患であり, ヘルニア内容が腸管の場合の診断は容易であるが, 大網や肝臓では胸腔内腫瘍との鑑別が困難である. 今回われわれは, 右横隔膜腱中心より脱出した肝臓ヘルニアの1例を経験した. 症例は6歳, 女児. 学校健診で右下肺野の異常陰影を指摘され当院受診, MRI, 超音波検査等を行い肝臓を内容とした先天性横隔膜ヘルニアと診断しえた. 根治術を施行し術後経過は良好であった. 先天性横隔膜ヘルニアの中で肝臓ヘルニアは比較的まれな疾患であり, その多くがBochdalek孔及びMorgagni孔からのヘルニアである1）. 今回われわれは, 横隔膜腱中心部より瘤状に脱出した肝臓ヘルニアの1手術例を経験したので, 若干の文献的考察を加えて報告する. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 肝臓ヘルニア, 横隔膜腱中心 |
