| Title ： |
MVR後Bland-White-Garland症候群と診断され, stuck valveに対する緊急再弁置換術兼冠血行再建術を行った1例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
河合隆寛, 和田行雄, 北浦一弘, 西山勝彦, 佐藤伸一, 岡隆宏 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
京都府立医科大学附属小児疾患研究施設外科第2部門 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
41 |
| Number ： |
12 |
| Page ： |
2446-2452 |
| Year/Month ： |
1993 / 12 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
症例は8歳, 女児. 1歳3ヵ月時僧帽弁閉鎖不全に対しSJM弁による僧帽弁置換術を施行, 6歳3ヵ月時の心カテーテル検査でBland-White-Garland症候群（BWG）と診断された. 無症状であったが, 1年7ヵ月後突然胸痛と起坐呼吸出現し緊急入院となった. 入院時心拡大と高度の肺うっ血を認め, 肺動脈収縮期圧78mmHg（Pp/Ps0.83）平均肺動脈楔入圧38mmHgと高値を示した. 精査の結果, stuck valveによる急性左心不全, BWGによる胸痛発作と診断された. 手術は体外循環下にHamilton法に準じてAP window作成後, ブタ心膜を用いて肺動脈内にトンネルパッチを縫着した. 更に25mmSJM弁を用いて再弁置換を施行した. 本症例では弁置換術後に偶然BWGが発見されたが, 弁機能不全を合併した際BWGが心筋障害を進行させる可能性もあり, 無症状であってもBWGに対する早期の治療が望ましいと思われた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
BWG症候群, stuck valve, Hamilton法, 僧帽弁位再弁置換術 |
