| Title ： |
急性逆行性I型解離性大動脈瘤に対して3期的手術を施行した1例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
森田一郎, 藤原巍, 稲田洋, 正木久男, 福広吉晃, 勝村達喜 |
| Authors（kana） ： |
|
| Organization ： |
川崎医科大学胸部心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
42 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
78-82 |
| Year/Month ： |
1994 / 1 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
下行大動脈からはじまる急性逆行性I型解離性大動脈瘤を有する54歳の男性に対して4年間にわたり3期的に手術を行った. 初回手術はCollins法, 第2回手術は下行大動脈人工血管置換術, 第3回手術は上行弓部大動脈人工血管置換, 弓部分枝再建, 大動脈弁人工弁置換術を施行した. 急性逆行性I型解離性大動脈瘤の手術においてentryの処理が十分にできない場合はKoster法やCollins法には問題があり, 上行大動脈人工血管置換術が必要と考えられた. 急性解離性大動脈瘤の外科的治療には多くの問題が残され, 特に逆行性解離に対する緊急手術は論議の的である. 今回われわれは急性逆行性解離性大動脈瘤I型に対して4年間に3回の手術を行った症例を経験したので若干の反省点を含めて報告する. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
急性逆行性I型解離性大動脈瘤, Collins法, 下行大動脈置換術, 上行弓部大動脈置換術 |
