| Title ： |
Bentall術後活動期感染性心内膜炎に対する再Bentall術, 弓部大動脈全置換術の1治験例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
川島敏也, 数井暉久, 佐々木昭彦, 井上紀雄, 山田修, 小松作蔵 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
札幌医科大学第2外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
42 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
90-94 |
| Year/Month ： |
1994 / 1 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
症例は31歳, 女性. マルファン症候群. 1年9ヵ月前にStanford A型急性大動脈解離に対し, Bentall術, 弓部大動脈部分置換術及び腕頭動脈人工血管置換術を受けていた. 上気道感染を契機に遷延する発熱が続き, 血液培養にてCandidaが検出された. 5ヵ月に及ぶ内科治療に反応なく再手術を行った. 上行大動脈人工血管内及び左室流出路に多量の疣腫があり, 人工弁, 人工血管をすべて除去した後, 再Bentall術及び弓部大動脈全置換術を行った. 現在, 術後12ヵ月で, 感染の再発もなく良好に経過している. Bentall術後の感染性心内膜炎に対する再手術施行例は極めてまれであるので報告した. 人工弁置換術後の置換弁感染（prosthetic valve endocarditis：PVE）は最も重篤な術後合併症の1つで, 一度発症すると致死率も高く, その治療と対策に難渋することが多い. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
マルファン症候群, Bentall術, 活動期感染性心内膜炎, 再Bentall術, 弓部大動脈全置換術 |
