| Title ： |
孤立性大動脈弓離断症（type C）の最年少手術治験例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
打田俊司, 今井康晴, 星野修一, 石原和明, 澤渡和男 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
東京女子医科大学日本心臓血圧研究所循環器小児外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
42 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
139-143 |
| Year/Month ： |
1994 / 1 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
症例は5ヵ月の女児. 上下肢に42mmHgの収縮期圧較差を認めたため心臓カテーテル検査を施行した. 上行大動脈と下行大動脈の連続は認められず, 上行大動脈からは腕頭動脈だけが分岐していた. 動脈管開存・心室中隔欠損の合併はなかった. 心不全症状が増強してきたため, 直径10mmのPTFE人工血管を用いてTwo pump systemによる体外循環下に大動脈再建術を行った. 術後経過は極めて良好であった. 乳児期に発症する大動脈弓離断症の多くは心室中隔欠損や動脈管開存を伴い早期に外科治療の対象となる. ところが, 孤立性大動脈弓離断症は成人型大動脈縮窄症に類似した病態を呈するため, 成人となって気付かれることが多い. 本症例は乳児期に大動脈弓再建を必要とした孤立性大動脈弓離断症に対する世界最小年齢の手術治験例であった. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
孤立性大動脈弓離断症, 大動脈弓再建術, 側副血行路 |
