| Title ： |
Marfan症候群に合併したIIIb＋II型解離性大動脈瘤に対して二期的根治術を施行した1治験例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
宮城和史, 古謝景春, 国吉幸男, 伊波潔, 赤崎満, 草場昭 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
琉球大学医学部第2外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
42 |
| Number ： |
3 |
| Page ： |
423-426 |
| Year/Month ： |
1994 / 3 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
症例は34歳, 女性. 定型的Marfan症候群を呈し, 起座呼吸を主訴とした心不全で入院. 大動脈造影で重篤な大動脈弁閉鎖不全(以下AR)を伴ったannulo-aortic ectasia(以下AAE)とDeBakey分類IIIb型の解離性大動脈瘤が認められた. 手術待機中にII型解離を発症したため, 結果的にI型の形態となり二期的に根治手術を行った. 初回はBentall変法手術に弓部主要三分枝再建を含む上行弓部下行置換術(T7の高さまで)を, 術後31病日に腹腔動脈までの胸腹部置換術を施行した. 二期目の手術の際, 6対の脊髄動脈再建を行ったが対麻痺はみられず, 軽快退院となった. 広範囲大動脈瘤症例の手術では, 二期的あるいは三期の分割手術にならざるを得ないことがある. その際, 手術の優先度や二期目の手術をいつ行うべきか等が問題となる. 今回われわれは, Marfan症候群にAAEとDeBakey IIIb＋II型の解離性大動脈瘤を合併した症例に対し, 二期的に根治手術を施行し良好な結果を得たので報告する. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Marfan症候群, Bentall変法手術, 肋間動脈再建, 拡大再建手術 |
