アブストラクト(42巻7号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 僧帽弁再弁置換術後急性期に発症した心房中隔解離の1治験例
Subtitle : 症例
Authors : 合田俊宏, 石井浩二, 椎谷紀彦, 大場淳一, 松居喜郎, 安田慶秀
Authors(kana) :
Organization : 北海道大学医学部循環器外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 42
Number : 7
Page : 1092-1095
Year/Month : 1994 / 7
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 症例は64歳, 男性. 7年前にCarpentier-Edward弁にてMVRを受けたがMS様症状と左房内血栓が再発したためSJM弁にてre-MVRを施行した. 術後3日目に急性左心不全となり, 左室後壁破裂, 仮性左室瘤の心エコー診断下に再手術施行した. 心房中隔解離と左室-解離腔間の交通を認め, 解離腔への収縮期逆流によって左心不全を来したと考えられた. 人工弁を摘出し, 交通孔を閉鎖し, 左室から左房へと縫合糸をかけ再々弁置換を行い救命した. 後尖郭弁輪の過剰切除が原因と考えられる, MVRに伴う極めてまれな合併症を経験したので文献的考察と共に報告する. (日本胸部外科学会雑誌1994;42:1092-1095)僧帽弁置換術(MVR)後の合併症として, いまだ文献報告例のみられない心房中隔解離を経験した. MVR後の左室破裂, 仮性左室瘤形成及び心内交通形成と同様に弁尖及び弁輪部組織の過剰切除, 人工弁による弁輪部の過度の圧迫及び術中操作などによって生じたと考えられたが, 詳細な発症, 進展形式は不明であった.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 心房中隔解離, 僧帽弁再弁置換術
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