アブストラクト(42巻7号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 僧帽弁交連切開術後の重症心不全に対する全回路ヘパリンコーティング左心補助装置使用の1治験例
Subtitle : 症例
Authors : 九鬼覚, 吉田靖, 鈴木憲, 松村龍一, 奥田彰洋
Authors(kana) :
Organization : 大阪労災病院心臓血管外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 42
Number : 7
Page : 1108-1112
Year/Month : 1994 / 7
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 僧帽弁交連切開術後に高度の左心不全を呈した44歳, 女性に対して抗血栓性回路(Carmeda(R), Medtronic社製)を用いて遠心ポンプによる左心バイパス(LHB)を行い良好な結果を得た. 本例では僧帽弁交連切開術後に高度の低心拍出症候群と難治性心室性不整脈を合併したため体外循環からの離脱が困難となり, 遠心ポンプを用いたLHBを行った. LHB開始後6時間は抗凝血薬療法を全く行わず, LHB開始6時間後より左室内にヘパリンの微量投与(200単位/時間)を行った. LHB開始後26時間で離脱に成功し, 特に合併症もなく術後43日目に退院した. (日本胸部外科学会雑誌1994;42:1108-1112)近年, 開心術補助手段の向上と共に重症例に対しても開心術の適応が拡大されてきている. これに伴い, 体外循環よりの離脱に際し, 従来のIABPを用いた補助循環ではその限界を越える症例があり, より強力な補助手段として空気駆動型人工心臓や遠心ポンプによる左心バイパスなどの補助人工心臓装置が用いられるようになった1)~6).
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 僧帽弁交連切開術, 重症心不全, 左心バイパス, 抗血栓性材料, 遠心ポンプ
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