アブストラクト（42巻8号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 僧帽弁閉鎖不全症を伴った大動脈四尖弁症の手術例 |
|---|---|
| Subtitle ： | 症例 |
| Authors ： | 坂本吉正*, 斎藤文美恵*, 大西一好*, 黒澤博身**, 高倉宏充** |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | *佐久総合病院外科, **東京慈恵会医科大学心臓外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 42 |
| Number ： | 8 |
| Page ： | 1235-1237 |
| Year/Month ： | 1994 / 8 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 症例は70歳, 女性. 生来健康であったが, 68歳頃から労作時の呼吸苦, 全身倦怠感を訴えるようになった. 心臓超音波検査, 血管造影検査等により, 大動脈閉鎖不全兼狭窄症, 僧帽弁閉鎖不全症があり, 手術を施行した. 大動脈の弁輪径が狭小であったために, Manouguianらの方法による大動脈弁置換術, および僧帽弁置換術を行った. 手術所見より大動脈弁は四尖弁という極めてまれな先天性弁膜症であった. （日本胸部外科学会雑誌1994；42：1235－1237）大動脈四尖弁は, 極めてまれな先天性心疾患である. 今回, われわれは大動脈四尖弁による閉鎖不全兼狭窄症に, 僧帽弁閉鎖不全症を合併した症例に対し, Manouguianら1）の方法による大動脈弁置換術, 及び僧帽弁置換術を施行し良好な結果を得たので報告する. 「症例」症例：70歳, 女性. 主訴：労作時呼吸苦, 全身倦怠感. 現病歴：生来健康であったが, 54歳のときに慢性気管支炎に罹患, この時弁膜症も指摘され通院治療をはじめた. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 大動脈四尖弁, 僧帽弁閉鎖不全症, Manouguian手術 |
