アブストラクト(42巻9号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 逆行性Continuous Warm Blood Cardioplegia
Subtitle : Letters to the Editor
Authors : 新岡俊治*, 山本典良**
Authors(kana) :
Organization : *東京女子医科大学日本心臓血圧研究所循環器小児外科, **呉共済病院胸部心臓血管外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 42
Number : 9
Page : 1418-1418
Year/Month : 1994 / 9
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 「編集委員長への手紙」貴誌41巻12号に掲載された“Continuous warm blood cardioplegiaの投与経路の相異による心筋保護効果の検討”に関する質問です. 山本先生は逆行性投与法は順行性投与法に比して心機能回復率, 心筋逸脱酵素遊出量では遜色はないものの, 唯一再灌流後に不整脈を高率に発生するという結果から, この逆行法を慎重に行うべきとの結論を導かれています. Lichtenstein等は臨床においてこの逆行法で37例のMVRを行い3時間の大動脈遮断後にも問題なく手術が施行可能であったと報告し, また, Gundryらも100例のCABG症例においてこの方法を用い, 術中のcoronary effluentをsampleとして調査しこの逆行法は特に問題なく行い得ると結論しています. 山本先生の実験結果を考察する際には, 冠動静脈の解剖が実験動物の種によって大きく異なる点を考慮に入れる必要があると考えられます.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords :
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