アブストラクト（42巻11号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 僧帽弁疾患に伴う心房細動に対する左房maze手術の検討 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 林載鳳, 川上恭司 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 広島総合病院心臓血管外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 42 |
| Number ： | 11 |
| Page ： | 2032-2036 |
| Year/Month ： | 1994 / 11 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 僧帽弁疾患に伴う心房細動（以下af）に対し, maze変法手術手技のうち右室側切開は省略して左房側のみに切開を加えるLA maze手術を施行した. 僧帽弁疾患に伴うafは左房の負荷, 拡大が病因に関与している可能性が高いとの考えに基づいている. 症例は1993年4月以降の4例で, af歴は2～10年, 脳血栓の既往が2例に見られた. 合併する僧帽弁疾患の内訳は僧帽弁狭窄症2例, 僧帽弁閉鎖不全症1例, 僧帽弁狭窄兼閉鎖不全症1例であった. 全例とも術後洞調律に復帰し, 死亡例はなかった. 術後すべての症例で左房径は短縮し, a波が認められた. 僧帽弁単独の手術に比べて体外循環時間, 大動脈クランプ時間はやや長くなるが全体の手術時間は同等であった. 僧帽弁疾患に伴うafに対し, 左房maze手術は簡便で有効な手術手技になる可能性が示唆された. （日本胸部外科学会雑誌1994；42：2032－2036） |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 心房細動, 僧帽弁疾患, maze手術, 左房maze手術 |
