| Title ： |
Redo-CABGにおけるInferior Epigastric Arteryの使用経験 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
下地光好, 古謝景春, 国吉幸男, 伊波潔, 赤崎満, 草場昭 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
琉球大学医学部第2外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
42 |
| Number ： |
11 |
| Page ： |
2150-2154 |
| Year/Month ： |
1994 / 11 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
71歳, 男性. 冠状動脈バイパス再手術に左下腹壁動脈を左内胸動脈と共にグラフトとして使用し良好な結果を得た. 初回冠状動脈バイパス手術後9年目に労作時胸部絞扼感が出現するようになり, 冠状動脈造影検査により左主幹部の75％狭窄が新たに発見され, 同時に右冠状動脈グラフトの閉塞が認められた. 初回手術の時, 両側大伏在静脈は分岐走行を伴ったanomalyが認められており, 残存した大伏在静脈は細く, グラフト材料としては不適当であった. また右胃大網動脈は2年前に胆嚢摘出術が行われていたため術中使用不可能と判断し, 左下腹壁動脈を使用し右冠状動脈（seg.4-AV）へ吻合, 左内胸動脈は左前下行枝（seg.7）に吻合した. 術後経過は良好で術後5週目に行ったグラフト造影でも下腹壁動脈と左内胸動脈の良好な開存状態が確認された. 下腹壁動脈は有用なグラフト材料となる可能性を持った動脈と思われた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
下腹壁動脈, 冠状動脈バイパス再手術, 右胃大網動脈, 左内胸動脈 |
