アブストラクト（43巻1号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 下腹壁動脈を使用した冠状動脈バイパス術の経験及びその病理組織学的検討 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 林載鳳, 川上恭司 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 広島総合病院心臓血管外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 43 |
| Number ： | 1 |
| Page ： | 43-46 |
| Year/Month ： | 1995 / 1 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 1994年1月から3月の間に, 10症例に対し下腹壁動脈（IEA）を使用して冠状動脈バイパス術（CABG）を施行した. その際採取したIEA断端の病理組織学的検討を行った. (1)IEAの内膜肥厚はほとんど認められなかった. (2)IEAの内弾性板は内胸動脈（ITA）と同等によく発達していた. (3)IEAの中膜はITAと比べて弾性線維に乏しく, 平滑筋細胞に富んでいた. (4)IEAの内膜+中膜の厚さは150～360μmであった. 以上から, IEAはCABGのグラフト材料として, 良好な構造を有していると考えられた. （日本胸部外科学会雑誌1995；43：43－46） |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 冠状動脈バイパス術, 下腹壁動脈, 病理, 動脈グラフト |
