| Title ： |
真菌に起因した肺動脈弁位に発症した活動期細菌性心内膜炎の1治験例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
砂澤徹*, 上村重明*, 福地晋治*, 鶴田好孝*, 村上和*, 浮田英生** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
*千葉市立海浜病院心臓血管外科, **千葉大学医学部第1外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
43 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
74-77 |
| Year/Month ： |
1995 / 1 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
真菌を起炎菌とする肺動脈弁位感染性心内膜炎に対し, 肺動脈弁切除により治癒せしめた. 症例は42歳, 女性. 真菌を起炎菌とする症例はまれであること, 肺動脈弁の処理法に関し若干の文献的考察を加え報告した. （日本胸部外科学会雑誌1995；43：74－77）感染性心内膜炎（以下IE）は, 大動脈弁や僧帽弁などの左心系を侵すことが多く右心系を侵す頻度は少ない. また, 起因菌が真菌である右心系IEは極めて少ない. 今回われわれは, 肺動脈弁位に生じたCandida parapsilosis（以後Candida P.）による活動期IEの1例を経験し, 肺動脈弁切除術にて治癒せしめた. 術後2年目の右心カテーテル検査も施行したのでその結果を合わせて報告する. 症例：42歳, 女性. 主訴：発熱, 労作時の呼吸困難. 現病歴：1991年3月労作時の呼吸困難及び39℃台の発熱が出現し近医入院. 抗生剤投与されるも効果なく, 動脈血培養にてCandida P.が検出され心エコーにて肺動脈弁に疣贅が認められIEの診断で5月11日当科に紹介入院した. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
感染性心内膜炎, 真菌性心内膜炎, 肺動脈弁切除術 |
