| Title ： |
原発性心臓粘液腫22症例に対する外科治療 |
| Subtitle ： |
|
| Authors ： |
山本和男*, 林純一*, 丸山行夫**, 大関一*, 建部祥*, 中沢聡*, 斎藤憲*, 名村理*, 江口昭治* |
| Authors（kana） ： |
|
| Organization ： |
*新潟大学医学部第2外科, **新潟こばり病院心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
43 |
| Number ： |
2 |
| Page ： |
186-190 |
| Year/Month ： |
1995 / 2 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
過去24年間に22例の原発性心臓粘液腫摘出術を経験した. 術前症状は心不全（18例）, 塞栓症（5例）が多く, また炎症所見も16例で認められた. 発生部位は左房17, 右房3, 左室1, 右室1であり, 心4腔すべてから発生していた. 右房粘液腫1例はCarney症候群を合併していた. 左房粘液腫に対しては付着部位, 大きさにより経中隔切開, Dubost法（両心房横切開法）などの到達法を用い, 術後上室性不整脈の発生頻度は18％であった. 心室発生の2症例では弁置換を併施した. 在院死なく, 1例の脳梗塞の他は重篤な合併症を認めず, 術前の心不全症状は軽快した. 遠隔死亡2例で再発症例を認めていない. （日本胸部外科学会雑誌1995；43：186－190） |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
原発性心臓腫瘍, 心臓粘液腫, うっ血性心不全, 腫瘍塞栓症, 両心房横切開 |
