アブストラクト(43巻2号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : PTCA中に大動脈弁損傷, 大動脈弁逆流を来し, 待機的AVR+CABGを施行した1症例
Subtitle : 症例
Authors : 山中淳*, 竹内靖夫*, 五味昭彦*, 鳥井晋造*, 小柳俊哉*, 並木重隆**
Authors(kana) :
Organization : *関東逓信病院心臓血管外科, **関東逓信病院循環器内科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 43
Number : 2
Page : 251-254
Year/Month : 1995 / 2
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 経皮的冠状動脈形成術(PTCA)中にガイディングカテーテルによると思われる大動脈弁損傷, 大動脈弁逆流を来し, 大動脈弁置換術(AVR)と冠状動脈バイパス術(CABG)の同時手術を待機的に施行した極めてまれな症例を経験したので報告した. PTCAによる大動脈弁の損傷はまれな合併症であるが, 今後PTCA症例の増加と共に, このような予期せぬ合併症の発生の可能性も念頭におくことが必要である. (日本胸部外科学会雑誌1995;43:251-254)近年, カテーテル技術の進歩により冠状動脈の器質的狭窄にたいして経皮的冠状動脈形成術(PTCA)がさかんに行われるようになってきている. それに伴い, 外科的な処置を要する合併症の発生も少なくない. 今回, われわれはPTCA中にガイディングカテーテルによると思われる大動脈弁損傷, 大動脈弁逆流を来し, AVR+CABGを待機的に施行した極めてまれな症例を経験したので報告する.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : AR, PTCA, AVR, CABG, 同時手術
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