| Title ： |
選択的脳灌流法を用いた真性弓部大動脈瘤の外科治療 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
西内素, 岡崎強, 新開雅彦, 藤原洋, 那須通寛, 薗潤, 岡田行功, 宮本覚, 庄村東洋 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
神戸市立中央市民病院胸部外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
43 |
| Number ： |
4 |
| Page ： |
473-478 |
| Year/Month ： |
1995 / 4 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
1982年から1993年6月までに59例の胸部大動脈瘤に対して選択的脳灌流法を用いて手術が行われた. 今回, そのうちの真性弓部大動脈瘤手術例22例を対象としてその治療成績から本法の有効性と問題点を検討した. 灌流法は, 弓部三分枝送血を行い, 流量を半脳で300ml/minとした. 在院死亡は5例（23％）, 1例の台上死を除いた21例での術中脳合併症の発生は3例（14％）であった. 術前の危険因子（年齢, 脳梗塞, 緊急手術）と手術近接成績（術中脳合併症, 在院死亡）の関連を見ると, 70歳以上の高齢と破裂は在院死亡に関連が, また破裂は術中脳合併症の発生に関連が示唆された. 2時間以上の脳灌流時間と成績には関連がなかった. 3例の脳合併症例はいずれも何らかに起因した低灌流障害であった. 従って, これに注意を払えば, 選択的脳灌流法は安全で有効な脳保護法になり得ると考える. （日本胸部外科学会雑誌1995；43：473－478） |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
真性弓部大動脈瘤, 弓部再建, 補助手段, 選択的脳灌流法, 術中脳合併症 |
