| Title ： |
Cabrol手術と分枝再建を伴う弓部大動脈置換術を行ったStanford A型解離性大動脈瘤の1例-脳分離体外循環の工夫- |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
建部祥, 大関一, 宮村治男, 林純一, 諸久永, 江口昭治 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
新潟大学医学部第2外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
43 |
| Number ： |
4 |
| Page ： |
488-492 |
| Year/Month ： |
1995 / 4 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
大動脈弁閉鎖不全を伴うStanford A型大動脈解離症例に対して, Cabrol手術と三分枝再建を伴う弓部大動脈置換術を行った. この際, 術前の血管撮影で両側の総頸動脈まで解離が及んでいたため, 術中の脳保護は, 総頸動脈にカニュレーションせず, あらかじめcomposite graftに立てておいた側枝と一側総頸動脈を超低体温下にて吻合した後, それを順行性送血路として用いる脳分離体外循環を行った. 術後合併症なく良好に経過した. この方法は通常の脳分離体外循環のカニュレーションが困難あるいは危険と考えられるときに有用な方法であると考えられた. （日本胸部外科学会雑誌1995；43：488－492）Stanford A型解離性大動脈瘤でCabrol手術と分枝再建を含めた弓部大動脈置換術を同時に行う場合, 術中の脳保護のための補助手段が問題となる. 本邦では脳分離体外循環法や逆行性脳灌流が広く行われ, その成績も向上している1）2）. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
解離性大動脈瘤, Cabrol手術, 上行弓部大動脈置換術 |
